HAの 仮想マシン監視
◆HAで仮想マシン監視
仮想マシンを個別に監視することができます。
仮想マシン監視では、VMware Tools のハートビートが設定した時間内に受信できなかった場合、その仮想マシンが個別に再起動されます。
仮想マシンの監視サービスは (VMware Tools を使用)、ゲスト内で実行される VMware Tools プロセスからの定期的なハートビートおよび I/O アクティビティをチェックして、クラスタ内の各仮想マシンが稼動しているかどうかを判断します。
不必要なリセットを防ぐため、仮想マシンの監視サービスは、仮想マシンの I/O アクティビティも監視しています。障害間隔内にハートビートが受信されなかった場合は、I/O 統計間隔 (クラスタ レベルの属性) がチェックされます。I/O 統計間隔では、過去 2 分間 (120 秒間) に、仮想マシンでディスクまたはネットワーク アクティビティが発生しているかどうかが確認されます。発生していない場合、その仮想マシンはリセットされます。
設定 | 障害間隔 (秒) | リセット間隔 |
高 | 30 | 1 時間 |
中 | 60 | 24 時間 |
低 | 120 | 7 日 |
一時的ではないエラーに対して、仮想マシンが繰り返しリセットされないようにするため、デフォルトでは、仮想マシンは設定可能な特定の期間中に 3 回しかリセットされません。仮想マシンが 3 回リセットされると、vSphere HA は、これ以降に障害が発生しても、指定された時間が経過するまでは仮想マシンをリセットしようとしません。
◆通信ポート
vSphere HAは、エージェントとエージェント間の通信にTCPおよびUDPポート8182を使用します。ファイアウォールポートは、必要なときにのみ開くように自動的に開閉します。