エンジニア女子ぶろぐ

知った事をちょいちょい、のんびり記載します

NPIV (nPort ID virtualization)

◆NPIV(nPort ID virtualization)

NPIVとは、1つのHBAに対して複数ID(WWPN)を割り当てることで、1つのHBAポートを複数のHBAポートに見せるための技術です。
VMware的には、RDMのディスクを持つ仮想マシンについて、 アクセス制御, QoSなどのために使われます。

NPIVは、1つのHBAポートに対して、最大255個のWWPNを割り当てる技術です。
これを使って、各マシンごとにWWPNを割り当てることで、LUNからはきちんと個別のアクセス制御が行えることになります。

 

◆NPIVの制限
SANスイッチでNPIVを有効にする必要があります。
NPIVは、RDMディスクを搭載した仮想マシンでのみサポートされています。
ディスクは、ホストの物理HBAのWWNを引き続き使用します。
ESXiホスト上の物理HBAはNPIVをサポートする必要があります。物理HBAがNPIVをサポートしていない場合、そのホストで実行されている仮想マシンは、ホストの物理HBAのWWNを使用してフォールバックします。

Predictive DRS

◆Predictive DRSとは

Predictive DRSは、vSphere DRSとvRealize Operations (vROps) を連携し、仮想マシンの配置とリソースのバランスを決定する機能です。

vROpsは、履歴データに基づき、近い将来の仮想マシンの予測ワークロードを分析します。

vSphere DRSは、現在の使用値 (リアルタイムメトリック)に加え、予測ワークロード値(予測メトリック)にも対応し、仮想マシンからリソースが要求される前に、仮想マシンの配置を決定することができます。

 

Proactive DRSは、vSphere 6.5 + vROps 6.4以降の環境で使用できます。

 

ここが変わった! VMware vSphere 6.5 Part 6 - Japan Cloud Infrastructure Blog - VMware Blogs

 

NUMA (Non-Uniform Memory Access)

◆NUMA (Non-Uniform Memory Access) とは

UMA (Uniform Memory Access) は、どの CPU が動作を実行するかに関わらず、メモリーはすべて均等に全CPUからアクセスできるようになっていました。
NUMA (Non-Uniform Memory Access) では、 システムのメモリーが複数のゾーンに区分けされ、特定のCPUやソケットに割り当てられます。
CPU に対してローカルとなるメモリーへのアクセスが、そのシステムのリモートCPUに接続しているメモリーに比べて速くなります。

 

NUMAを有効にすると、仮想マシンは同じNUMAノード(つまり、同じソケット)からvCPUを取得します。

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ハードウェアバージョン8以降で使用でき、仮想CPUが8より大きい場合はデフォルトで有効になりますが、詳細オプションを使用して無効にしたり変更したりできます。

 

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NFV(Network Function Virtualization)

◆NFVとは(Network Function Virtualization)
通信サービスプロバイダー向けに提供されるネットワーク機能の仮想化(NFV)


◆splitRXモード
仮想マシンのネットワークのスループットを向上させるのに使える機能です。
CPUの消費量を抑えて、高いパケットレートを達成できる。

複数の物理CPUを使用して、単一のネットワークキューで受信したパケットを処理します。この機能でネットワークのパフォーマンスを大幅に向上させることができます。


NFVは、日本では5G導入のタイミングでNFVへの取り組みが本格化するらしい。。

 

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LLDPとCDPについて

 

◆LLDPとは(Link Layer Discovery Protocol)

データリンク層の接続を検出、管理するプロトコルで、多くのネットワーク装置がこれをサポートしている。

あるホストのイーサネットポート2番が、物理スイッチの何番ポートに接続されているのかを調べたいという状況で、方法として物理ケーブルを辿るという方法がある。
実際のデータセンターで物理ケーブルを辿るのは困難な場合が多く、また管理者が業務を行っている拠点とマシンが設置されている拠点が離れている場合などもあるため、場合によっては現実的に難しいという場合がある。

LLDPを用いるとこれを解決することができる。


このポートはどの物理スイッチの何番ポートに結線されているのかといった情報がネットワーク装置間のやりとりによって取得されるため、管理者はその情報を構造的に把握することができます。

LLDPの利用には、分散仮想スイッチが必須となる。

 

◆CDPとは(Cisco Discovery Protocol)

シスコ検出プロトコル (CDP) です。
こちらは、vSSでも使用可能になります。

同じように、どの物理スイッチの何番ポートに結線されているのかといった情報がネットワーク装置間のやりとりによって取得されるため、管理者はその情報を構造的に把握することができます。

 

vSwitch CDPのみサポート
dvSwitch LLDP/CDPをサポート
vmnic LLDPをサポート

 

kb.vmware.com

 

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RVC(Ruby vSphere Console)

◆RVC(Ruby vSphere Console)

vSAN環境のサポートやトラブルシュートに使うサポートツールです。
このツールはCLIであり、vSphere Web ClientなどのGUIでは出来ない操作が出来ます。

vCenter Server上にRVCは存在します。

 

◆vSANクラスタを6.5にアップグレードする

RVCでホストをアップグレードします。

vSAN ホストのアップグレードを完了したら、Ruby vSphere Console (RVC) を使用してディスク フォーマットのアップグレードをできます。

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FCOE (Fiber Channel over Ethernet)

◆FCOE (Fiber Channel over Ethernet)

SAN(Storage Area Network)とLAN(Local Area Network)をイーサネットで統合することを目的に考え出されたプロトコルです。
FCoEには専用のインターフェースボードConverged Network Adapter(CNA)を使用し、この1枚(冗長化では2枚)で、LANとFC-SANを統合します。


・VMFSをサポートしています。

 

◆ソフトウェア FCoE による ESXi の起動 (2032363)

ESXi は、FCoE 対応のネットワーク アダプタからの起動をサポートしています。

ブートするLUNは他のホストと共有する事はできません。

マルチパスは、ブート前にサポートされていmせん。

ソフトウェアFCoEのブート設定をESXli内から変更することはできません。

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