VMware Virtual SAN (vSAN)
◆VMware Virtual SAN (vSAN)とは
vSphere5.5 Update1で追加された新機能です。
VSANの特徴は各ESXiホストに搭載されている内蔵ストレージを集約し、1つの分散型共有ストレージとしてESXiホストが利用すること
VMware Virtual SAN 利用時の vSphere HA 設定に関するベストプラクティス - Japan Cloud Infrastructure Blog - VMware Blogs
※ハートビートネットワークはVSANネットワーク
◆vSAN準備
事前にHAを無効にする
DRSは無効にしなくてよい
◆vSAN6.5のネットワーク要件
物理スイッチ及びルーターでマルチキャストを有効にする必要があります。
◆vSANクラスタ要件
サポートされているVSANクラスタを構成するために、最低3つのESXiホスト(各ホストにローカルストレージがあり、このストレージをVSANデータストアに提供しています)が必要です。
◆vSAN クラスタ内の再同期
ハードウェア デバイス、ホスト、またはネットワークで障害が発生した場合、またはホストがメンテナンス モードに切り替えれらた場合には、vSAN により vSAN クラスタ内での再同期が開始されます。
また、仮想マシン ストレージ ポリシーの設定を変更すると、vSAN は、オブジェクトの再作成とその後のオブジェクトの再同期を開始します。
◆同じ L2 ネットワーク上に複数の Virtual SAN クラスタを作成する場合
・各ホストはすべてのマルチキャスト メッセージを受信するため、デフォルトのマルチキャストアドレスを変更する
・クラスタで個別にVLANを作成する
◆vSAN6.5 Erasure Cording
vSAN6.2 より、Erasure codingがサポートされうようになって、RAID-6相当の構成ができるようになっています。
Virtual SAN 6.2 がリリースされるまでは、データを保護するためには RAID-1 (ミラーリング) を利用するしかありませんでした。
◆考慮事項
vSAN クラスタで RAID 5 または RAID 6 イレージャ コーディングを構成する場合
・オールフラッシュディスクグループでのみ使用できます。
・6つのホスト以上で構成させます。
・オンディスク フォーマットバージョン3.0以降が必要です。
・vSAN Advancedライセンス以上が必要です。
・ストレッチクラスタでは、RAID 5/6はサポートされていません。