エンジニア女子ぶろぐ

知った事をちょいちょい、のんびり記載します

ストレージ パフォーマンス調査

ディスクI/O遅延を調査するとき、ディスクI/O遅延を調査するとき、ESXiにSSHログインし、「esxtop」を打つことで解析ができます。

 

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◆CMDS/s

1秒あたりのコマンドの合計量で、IOPS(1秒あたりのI/O処理数)および、監視対象のデバイスまたは仮想マシン間で送受信される SCSI予約、ロック、ベンダー文字列要求、Unit Attention コマンドなど、その他のSCSIコマンドが含まれます。

多くの場合は CMDS/s = IOPS 多くのメタデータ操作がある場合に限る(SCSI 予約など)

 

◆DAVG/cmd

ESXi自身のドライバからストレージアクセスまでの待ち時間です。デバイスに送信されるコマンドごとの平均応答時間(ミリ秒)です。

参考基準値:20~50ms

 

◆KAVG/cmd

ハイパーバイザーで遅延が発生している。 コマンドがVMkernelにかかった合計時間です。

参考基準値:5ms 

 

◆GAVG/cmd

ゲスト OS で認識される応答時間です。

この数字は次の式で計算されます

DAVG + KAVG = GAVG

 

esxtop を使用した ESX / ESXi (複数バージョン)のストレージ パフォーマンス問題の特定 (1008205)

VMware Knowledge Base

 

esxtop を実行すると異常な DAVG/cmd 値や KAVG/cmd 値が表示される (2096171)

VMware Knowledge Base

 

ハードウェアバージョン13

◆ハードウェアバージョン13

仮想ハードウェアバージョン13では最大6TBのメモリをサポートします。
また、仮想NVMeがつかえるようになります。

 

また、以下の条件を満たしている場合、セキュアブートができます。
UEFIセキュア ブートはPC の製造元が信頼するソフトウェアのみを使用してPCをブートするセキュリティ標準です。
EFI ファームウェア
・仮想ハードウェア バージョン 13 以降
UEFI セキュア ブートをサポートするオペレーティング システム

プロアクティブHA

プロアクティブHA(ProactiveHA)

健全性低下の通知によって、そのホストで部分的に障害が発生していることがプロバイダによって示されたときに、プロアクティブHAが動きます。

通常のHAは故障時にVMを再起動させますが、

プロアクティブHAでは、部分的なホスト障害検知により、vMotionを行うことでVMの起動時間を最大化させます。

 

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プロアクティブHA

 

Storage DRS

◆Storage DRS

「Storage Distributed Resource Scheduler(ストレージ分散リソース・スケジューラ)」の略なんですね。

Storage DRSは、以下の機能をおこなってくれます。

データストア間のロードバランシング

I/Oワークロードに基づく、仮想ディスクの初期配置

データストア間のI/O負荷分散

 

◆ストレージクラスタ

同党のハードウェアアクセラレーション機能を持つデータストアで構成されている必要があります。

同じ接続方法(iSCSI,FCなど)でなくても構いません。

 

◆StorageDRSが無効になる場合

・ディスクがCD-ROM/ISOである

・テンプレートの場合

 

vCeneter HA(vCHA)

◆vCeneter HA(vCHA) とは

 vCenterをフェイルオーバーする機能です。VCHAはActive-Standby構成です。
レプリケーションを行っており、障害時にフェイルオーバーします。

通常のvCenter Serverへのアクセス用のネットワークとは別に、
vCenter HA用のネットワークを用意する必要があります。

バージョン6.5以降の機能

 

 ◆準備

VCSAでのみ実装可能です。
ESXli5.5以降が必要です。
NFS、vSAN、VMFSデータストアをサポートしています。

 

VCHAを構成するためには
・Passive用VCSA(待機系)
・Wintness用VCSA(監視ノード)
を導入する必要があります。

 

・下記図のPrivateNetworkは「vCenterHAネットワーク」とも呼ばれます。

・管理インターフェースには、パブリックIPアドレスを使用します。

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docs.vmware.com

 

◆証明書の置き換え・変更

クラスタの管理通信やレプリケーション トラフィックの暗号化には、各ノード上のマシン SSL 証明書が使用されます。

カスタム証明書を使用するには、vCenter HA の構成を削除し、パッシブ ノードと監視ノードを削除して、カスタム証明書でアクティブ ノードをプロビジョニングしてから、クラスタを再構成する必要があります。

 

ESX ホスト間の VMkernel ネットワーク接続のテスト

ESX ホスト間の VMkernel ネットワーク接続のテストを行いたいとき、

 ホストにsshログイン後、ESXiコマンドにて確認します。

これで、ESX ホスト間の vmkping テストを実行することができます。


vmkping コマンドを使用した VMkernel ネットワーク接続のテスト (1003728)

VMware Knowledge Base

VMFS6

◆VMFS6

vSphere6.5の新しいファイルシステムです。

SFB(Small File Block)とLFB(Large File Block)という2つの新しいブロックサイズが導入されています。
SFBのサイズは、1MBのSFBサイズです。LFBサイズは512MBに設定されています。

 

①容量の再利用が可能です。非同期の自動再利用ができます。(UNMAP)

 

VMFS5 データストアでも空き容量の手動再利用は可能です。

esxcli storage vmfs unmap コマンドを使用して、容量を手動で再利用できます。

コマンドを使用する場合は、多数のマッピング解除要求が一度に送信される可能性があることに注意してください。このアクションにより、操作中に一部のリソースがロックされる場合があります。

 

◆自動再利用設定

データストアのパーティション設定 ページで、容量再利用のパラメータを指定します。

 

② 4K Native (4Kn) ドライブをサポートしています。 

HDDの記録領域はセクタで分割されており、HDDが大容量化(高密度化)すると、セクタ数が増える。セクタとセクタの間には非記録領域が存在するため、セクタ数が多いほどこのロスが大きくなる。

磁気ディスク(プラッタ)は、セクタ(ディスクセクタ)と呼ばれるブロックの記録領域で区画されています。これが、ディスクに記録する 最小記録単位になります。HDDは長らく、「1セクタに512バイトの容量」でした。

 

512E・・物理では4Kセクタであるが、エミュレーションを行うことでOSからは論理上512KB(512セクタ)として使うことができる。ネイティブの4Kセクタへ完全移行するまでの中間的存在。

4K・・最小単位が512セクタ製品の8倍であり、4096バイト(4KB)。略して4Kセクタ

 

VMFS 6 データストアへの VMFS 5 データストアの移行 (2147824)

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